松下農園の農園長(@matsushitanouen)です。
この記事では、柿の栄養と効能について詳しく解説していきます。
柿は日本人が古くから食べてきている果物の一つです。
“柿が赤くなると医者が青くなる”ということわざを知っていますか?
ことわざ通り柿を食べれば医者知らずの体になるほどの栄養が含まれています。
では、一体どれくらいの栄養素が含まれているのかを解説していきましょう。
柿に含まれている栄養
柿は一日に一個食べれば、一日に必要な栄養を補えます。
なかでも、特に効果の高い栄養素を抜粋して紹介していきます。
1日に必要なビタミンCを補える
最近、柿には大量のビタミンCが含まれていることわかってきました。
レモンのビタミンCは100mg含まれていて、柿は70mg含まれています。
なんと、柿は果物の中でもレモンの次にビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCが豊富なので風邪予防と疲労回復に効果的ですね。
- 柿・・・70mg
- いちご・・・62mg
- みかん・・・35mg
- バナナ・・・1.1mg
血圧の流れを良くするタンニン
タンニンは、二日酔いを抑える薬などに含まれていますが、まさしく二日酔い抑えるための成分の一つになります。
この役割は、血液中のアルコール成分を外に排出する働きがあります。
柿を一つ食べることにより、全身の血液から少しずつアルコールを除去していき、結果的に酔いを解消させる役割があります。
さらに、抗酸化作用もありますので、内蔵の機能低下から体を守ってくれます。
- 二日酔いで気持ち悪い
- 口臭が気になる
高血圧を防いでくれるカリウム
カリウムは、高血圧を防ぐ役割があります。
高血圧の状態が続いてしまうと、脳卒中や心筋こうそくなど血管が詰まる病気が発生してしまいます。
一方で、女性の場合むくみ等も気になるところですが、実はカリウムを摂取することでこれらを解消させることが可能です。
βカロテンでガンを予防
β(ベータ)カロテンは体内でビタミンAへと変換されます。
βカロテンは動脈硬化や心筋梗塞を予防する働きがあります。
また、抗酸化作用があるためガンを予防してくれる効果もあり、疲れ目やドライアイにも良いと言われております。
- ドライアイで目が乾く
- 口内炎ができた
体の効能
毎日柿を食べて風邪予防と疲労回復
柿の豊富なビタミンCで風邪予防と疲れを飛ばしましょう!
特に柿の季節は秋と冬の季節の変わり目ですので風邪をひきやすい季節でもあります。
そんな時は柿を食べてビタミンCを補給するいいですね。
臭いの元から口臭を除去
タンニンという成分が口の中の原因菌を殺菌し、臭いの元から解消してくれます。
また、カリウムには利尿作用があるためアルコールも早く体外に排出されるでしょう。
おすすめは、ヨーグルトと一緒に食べることです。
ヨーグルトと一緒に食べると腸内環境も改善され、さらに臭い予防に期待ができます。
二日酔いを緩和
柿の時期は年末とも重なるので、飲み会が多いかもしれませんね。
柿には、二日酔いを緩和してくれる働きがあります。
気持ちわるい時は、一口サイズに切って食べるといいです。
実は柿の葉には物凄い栄養素が!?
実は柿の葉には物凄い栄養が含まれており、その数なんとみかんの30倍ほどのビタミンCが含まれています。
しかし、柿の葉なのでそのまま食べるわけにはいきませんよね。
柿の葉に含まれているビタミンCは熱してもそれほど分解されないため、茶葉にしてお茶として飲むのがいいそうです。
そして柿の葉にも、タンニンやカリウムが含まれていますので、二日酔いの時に飲めば最高ですよね。
まとめ
以上、柿の栄養の紹介でした。
柿にこれほどまでの栄養が含まれているなんて知っていました?
“柿が赤くなると医者が青くなる”ということわざの通り、柿を食べれば風邪をひかず医者知らずになるのかも知れませんね。
- ビタミンCで風邪予防
- カリウムで血圧サラサラ
- カリウムで高血圧予防
- カリウムでむくみ解消
- タンニンで口臭予防
- βカロテンでガン予防