松下農園の農園長(@matsushitanouen)です。
この記事では、柿の摘蕾方法について詳しく解説していきます。
4月から6月になると次郎柿の摘蕾時期になります。
ゴールデンウィーク中に摘蕾作業を行いましたので解説致します。
なぜ摘蕾が必要なの?摘蕾が必要な理由をわかりやすく解説
摘蕾とは
摘蕾とは、1本の枝に対して増えすぎてしまった蕾を減らす作業で、この作業は柿を育てる上では欠かせない作業となります。
摘蕾しなかったらどうなるの?
では、なぜ摘蕾が必要となるのかといいますと、厳選して選んだ蕾以外を残しておくと、除外した蕾まで無駄に栄養が行き届いてしまうためです。
そうならないためにも、除外した蕾はしっかりと摘んでおく必要があります。
摘んでおかないと、厳選した蕾も成長せず、結果小ぶりな柿ばかりが出来てしまいます。
摘蕾に必要な道具と服装
- 収穫鋏
- 手袋(軍手)
手で摘蕾をする作業が多いため、手袋は必須です。
蕾が密集している箇所を摘蕾する時には、収穫鋏があると便利です。
服装は、長時間作業を続けるため、日焼けを防止できる服装が良いでしょう。
天気によっては帽子が必須ですね。
除去の対象となる蕾は?
除去の対象となる蕾というのは一つは蕾があまり大きくないもので、これは蕾の段階である程度成長する見込みというのはわかりますので、中途半端に成長しそうな柿に対して栄養を行き渡らせるのは非効率だからです。
また仮に大きくなる見込みがあったとしても枝に接触する場所に生えているものが除去の対象になりまして、これは蕾が成長した時に枝に接触する事で傷がついてしまい、そうなると価値があまりつきませんのでやはり栄養を行き渡らせる意味は無く、除去の対象となります。
摘蕾のやり方
摘蕾のやり方として一番一般的なのが、手袋を付けた手で枝を触ってぽろぽろと落とす感じでやるやり方で、他にも数がそこまで多くない場合でしたら1つ1つをつまんで摘み取っても良いです。
摘果に関しては花が咲いた段階となりますので、花の茎が硬くなっている場合が多く、手だけでは難しいです。
そのためはさみなどを使って1本1本丁寧に摘み取る事が大事となります。
葉の数が少なければ少ない程栄養自体が少なくなりますので、そういった場合には更に厳選して摘蕾を行う必要があります。