松下農園の農園長(@matsushitanouen)です。
この記事では、1年を通して次郎柿の年間スケジュールを紹介していきます。
次郎柿の年間スケジュール
松下農園には柿の木が約500本あるため、とても1人では全ての柿の世話を行えません。
ですので、家族と協力し全ての柿農園の世話を行っております。
次郎柿の収穫時期になりますと、親戚がお手伝いに来てくれます。
12月~2月 剪定
松下農園がある地域でも、12月に入ると寒さが増します。
収穫後、まずやる作業は剪定作業です。
剪定作業は1年の柿を決める大事な作業ですので、柿の木、一本一本慎重に見定めて枝を剪定していきます。
3月~4月 農休業
春の陽気が感じられる、3月4月でも次郎柿にとってはまだ真冬の状態です。
そのため、それぞれの柿の木を目にしても、一切新芽が出ている様子は感じられません。
剪定作業を12月から2月に済ませてしまうので、行える事が無い状態です。
3月4月は農休業という期間に定めており、1年間休みが無い中で唯一の休みの期間という事になります。
では、お休みの期間中はなにをしているのかというと、家庭菜園や筍狩りなどを行っております。
4月~6月 夏期剪定 摘花
農休業を終えるといよいよ本格的な次郎柿の育成シーズンが到来します。
シーズンインした時に行うのはやはり各木々の剪定作業からです。
柿の木は非常に力強く成長していくので、12月から2月にかけて剪定をしていても、既に日差しを遮ってしまいかねない程成長している箇所があります。
もちろん、前回よりも手を加える部分は少なめですが、細やかな微調整を目的として再度剪定しつつ花を摘んでいきます。
7月~8月 摘蕾
摘蕾とは、小さな蕾を摘み取る作業です。
剪定同様、柿の品質を決める大事な作業なため、丁寧に作業を行っていく必要があります。
摘蕾で残った大きな蕾が、品質の良い柿となります。
10月~11月 収穫
待ちに待った次郎柿の収穫です。
次郎柿表面が、鮮やかなオレンジ色になったものから順に収穫していきます。
10月頃は、まだ青い次郎柿もありますので判別するのが大変ですが、11月後半になるとほぼ全ての次郎柿が収穫可能となります。